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①お見舞いのあいさつ
「暑中(残暑)お見舞い申し上げます」など、お見舞いのあいさつを述べます。
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②時候のあいさつからはじまる主文
「厳しい暑さが続いておりますが いかがお過ごしでしょうか 」など、相手の健康を気遣う文章が良いでしょう。
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③結びのあいさつ
相手の健康と無事を祈るひと言で最後を締めくくります。
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④日付
詳細な日付は入れません。年数の下に、暑中見舞いの場合は「盛夏」、残暑見舞いの場合は「晩夏」などの言葉を書きます。
暑中見舞いの豆知識
【目次】
暑中見舞いとは
暑中見舞いは夏の暑い時期に、お世話になった人や友人知人へ近況報告とご挨拶を兼ねてお送りする挨拶状(ハガキ)のことです。
現在では季節の挨拶状の意味合いが強いですが、本来は最も暑い時期に相手の健康を気遣う趣旨のものです。
また立秋以降にお送りする挨拶状(ハガキ)は残暑見舞いと呼びます。
暑中見舞い・残暑見舞いを出す時期
暑中見舞いを送る時期の定義は所説あり、下記の3つが一般的とされています。
- ◎「夏の土用」~「立秋の前日(8月6日頃)」
- ◎「小暑(7月7日頃)」~「立秋の前日(8月6日頃)」
- ◎「梅雨明け」~「立秋の前日(8月6日頃)」
出す時期は様々ですが、梅雨が明け暑くなりだしてから立秋の前日までに相手に届くように送りましょう。
なお、残暑見舞いは立秋(8月7日頃)から8月末頃までに届くように送ります。
暑中見舞いの書き方、内容
暑中見舞いを送る相手
日頃お世話になっている方や、ご無沙汰にしている知人、長くおつきあいしていきたい方に送るとよいでしょう。
また、ビジネス上で取引先様などに送るケースも多くあります。
お店を経営している方が夏の休暇の案内と同時にお得意様に送るのもよいでしょう。
暑中見舞い・残暑見舞いのマナー
基本的なマナー
特に厳しいルールなどはありませんが下記の2つには注意しましょう
◎送る時期・・・相手に届く時期で「暑中見舞い」「残暑見舞い」を切り替えましょう。
◎気遣い・・・暑い時期に相手を気遣う趣旨を忘れないよう文面に注意しましょう。
喪中の場合
暑中見舞い・残暑見舞いは、猛暑期に相手を見舞い、健康で過ごされることを願う意味で出す季節の挨拶状であるため、
喪中で送っても、喪中の方に送っても構わないという考え方が一般的です。
ただし喪中の相手に送る場合は、出す時期(四十九日以降)や文面、はがきの絵柄などに配慮が必要です。
お返事、お返しについて
送っていない人からお便りが来た場合は必ず返信をします。その場合は文面に書状をいただいたお礼の言葉を添えるとよいでしょう。 また暑中見舞いで届いても、返信の時期によっては残暑見舞いとなりますので注意が必要です。
暑い季節に相手のことを思いやる「暑中見舞い」と「残暑見舞い」
四季のある日本ならでは素敵な挨拶状です。
今年はたいせつな方に夏のお便りをだすのもよいのではないでしょうか。